事業の目的
伊那市では、昭和51年度に伊那市都市再開発基本構想を策定しました。その中で伊那市駅周辺の再開発が最も重要と考え、昭和58年には駅前第2地区市街地再開発事業推進実施計画を作成し事業を進めてきました。
当初は大型店を誘致する再開発事業を進めてきましたが、長引く不況等により 伊那市に進出する企業はなく、核店舗による再開発を断念しました。
今回、駅前第2-A地区が発足するにあたり、 無理のない(保留床処分)再開発を目指し、公共・公益施設を核に進めることとしました。
近年、高齢化社会が進む中で生涯学習が注目され、様々な学習をすることができる場所の提供が課題となっています。こうしたことから、市では保留床を取得して多様化する市民のニーズに応えるため、生涯学習センタ一を設置することになりました。
また、平成11年に策定した「伊那市中心市街地活性化基本計画」では、本施行地区を再開発事業の推進地区として位置づけており、活性化に向けて地元の期待が大きい地区となっています。公共施設や商業機能等が集積していることから、施行後の再開発ビルが商業機能や公的機能の中心的役割を担い、周辺商店街に人の流れをつくり、賑わいのある街にしたいと考えています。
ー方、面的整備につきましても、組合施行の空地整備に合わせ、北側に市の事業として、多目的広場を設置し、ゆとりのある空間を創出しました。
本事業を施行することにより、土地の合理的かつ健全な高度利用や都市機能の向上とともに、集客施設や市営立体駐車場を配置して中心市街地の活性化を図ることを目的としています 。
事業のあゆみ
行政のあゆみ
組合のあゆみ
施設計画のあゆみ
1977.3(S52)
伊那市都市再開発基本構想作成
1980.3(S55)
伊那市駅周辺地区市街地再開発基本計画作成 (伊那市駅周辺地区約7.6ha)
1983.3(S58)
駅前第2地区市街地再開発事業推進計画作成(組合施行地区約1.0ha)
1984.3(S59)
伊那市駅前周辺地区市街地再開発事業実施計画作成(駅前第1、第2、第3地区の事業化推進)
1985.11(S60)
駅前第2地区市街地再開発準備組合
設立(11月28日)
1986.3(S61)
駅前第2地区市街地再開発事業事業計画の再見直し
1987.3(S62)
駅前第2地区第一種市街地再開発事業事業計画作成
1988.2(S63)
駅前第2地区ディベロッパー覚書調印
1988.3(S63)
駅前第2地区第一種市街地開発事業事業計画作成
1997.3(H9)
駅前第2地区市街地再開発準備組合解散(3月6日)
1997.3(H9)
事業地区縮小による事業化の模索
1998.8(H10)
生涯学習センターを核とした再開発計画作成
1999.1(H11)
権利者全体説明会
1999.4(H11)
市街地再開発準備組合設立
1999.9(H11)
権利者意向調査
2000.12(H12)
伊那市駅前第2-A地区第一種市街地再開発事業都市計画決定・公告
2001.3(H13)
伊那市駅前第2-A地区市街地再開発組合設立認可・公告
伊那市駅前第2-A地区市街地再開発組合設立
2001.10(H13)
伊那市駅前第2-A地区第一種市街地再開発事業の都市計画変更決定
2002.2(H14)
権利変換計画認可・告示
権利変換計画
地区内建築除却開始
2002.3(H14)
再開発ビル建築工事着手
2003.9(H15)
権利変換計画変更認可
2003.10(H15)
竣工
〒396-0025
長野県伊那市荒井3500番地1
TEL0265-71-5115/FAX0265-71-5118